とわだ循環器内科 新築工事(3)
設計監理部の橋本です。
『SE構法』~で新築しました(とわだ循環内科様)ですが、基礎工事の後の風景をご紹介します。
前回ブログ(2)で入れましたアンカーボルトに、SS400(一般構造用圧延鋼材)で作られた柱脚金物をセットします。
これに柱を乗せる訳ですから、寸法には十分に注意しながらの施工となります。
ナットの締め付けは、締め忘れが無いようマーキング検査は必須ですね。
この作業が終わると、まずは土台敷きとなります。
足場が凄く高かったので、上から見ると図面とのチェックがやりやすかったです。
この土台敷きが終わると、いよいよ建て方です。
ラフタークレーンの25トンが、重い材料をどんどん吊り上げています。
この建物は、柱が約170本、梁は約230本もありましたので、クレーンは大活躍でしたよ。
柱の金物と、梁の金物が合体していく感じですね。
1本1本、慎重に組んでいきます。
上からみると、こんな感じ。
下から見あげると、あまりの大きさに圧倒されますね。
まるでジャングルのようです。
建物が大きいので解りにくいのですが、この建物は、柱のスパンが4mから5mのところが多いのです。
これは、一般の木造住宅ではなかなか難しい構造です。
SE構法の特徴である 『木質系ラーメン構造』 ~と言われるこの部分が最大の魅力でしょうか。
そして、通し柱と、1階部分が組みあがると、まずは2階の床合板を先に敷きます。
階高が高いので、この床の時点で、周辺の住宅の2階よりもだいぶ高くなっていますね。
SE構法は、すべての材料の組み方がマニュアルで決められており、このように写真提出をしないと
性能認定されないシステムです。お客様にはとっては安心ですね。
屋根の野地板を張る前の状況です。
天候の良いうちに、早く屋根まで仕上げるよう頑張っている最中ですね。
だんだん陽が短くなってきていましたので、照明設備を設けて作業する日もありました。
近所の方にも、『やっぱり木の家は素敵だねー』と、よく言われていた時期でした。
続きはまた次回に。