とわだ循環器内科 新築工事(2)
設計監理部の橋本です。前回の続きです。
まずはベースコンクリートの打設から。建物が大きいので、ポンプ車のアームがギリギリの長さですね。
ベースコンクリートの養生期間が過ぎると、次は立ち上がりコンクリート用の型枠を組みます。
丸い車輪のようなものは、『円盤状スペーサ』~と言って、鉄筋からのコンクリートの厚さを
決められた寸法で確保する為の部材です。現場では『ドーナツ』と呼びますよ。
コンクリートの打設には、多人数の職人さんが携わります。
病院の床はコンクリート下地になりますので、医療機器の配線などを床下に通す為のピット
を作る為に浅いところと深いところがありますね。
床のコンクリートが仕上がりました。電気配線用のさや管や、給排水の配管が所定の場所にビシッとおさまっています。
基礎の完成まもなく、いよいよSE構法の主役の登場となります。
今回は、栃木県日光市のプレカット工場からの長旅でした。
写真を見てお気づきでしょうか?
集成材の柱に、すでに特殊な金物が取りついた状態で運ばれてきています。
まるで鉄骨造の建物みたいですね。 これも『SE構法』の特徴です。
ヨーロッパ生まれのオウシュウアカマツ。
岡山県で立派な集成材になって、栃木県で梁に加工されてやってきました。(笑)
さあ、次回は上棟をご紹介します。