火災保険が変わった?!

こんにちは!!営業企画部 薹が立った新人 吉田(航空自衛隊OB)です。

今回の話題は、住宅の火災保険についてです。

住宅を新築や購入する際、諸経費の中でも大きなウエイト締める火災保険の制度が10月1日から変わりました。

これまでは35年住宅ローンの返済期間に合わせ【最長36年】の契約が可能でしたが、

保証期間が【最長10年】に短縮され、一年あたりの負担額が実質的な値上げとなりました。

その背景には、東日本大震災や記憶に新しい常総市はじめ関東・東北に大きな被害をもたらした豪雨災害など異常気象による風・水・雪による災害が多発し、住宅への被害が増え、それに伴い保険会社の保険金支払いが増えて火災保険の事業収支が悪化していることがあります。

これほど自然災害が多発傾向にあると将来の収支予測が困難となり、長期の保証が難しくなっているのです。

住宅ローンを利用する場合、ほとんどの金融機関は、ローン返済期間中の火災保険加入が条件となっています。

保証期間の短縮で、住宅ローンを利用される多くの方がローン返済期間中に当初加入した火災保険が満期を迎えてしまい、新たに契約しなおさなければなりません。

その際は、また、相当の費用負担が発生します。

今までは、保障内容にもよりますが、30年保障で保険代約50万円の契約の場合、10年に短縮されると約20万円程度に減額されることになります。

これをどう捉えるか、皆さまそれぞれに考え方があることと思います。

当初の経費はなるべく抑えたいと思う方にとっては朗報とも言えるでしょうが、先にも述べましたが保険会社の事業収支の悪化がきっかけの処置であるため、長期保障で高い割引率が適用されず一年当たりに換算した場合の費用負担は1割以上の値上げとなっています。

この制度は、正に始まったばかりのため、保険各社の商品も単純に期間を短縮したものが多く、今後はリーズナブルな商品も発売されるものと思われます。

大切なご自宅の万が一に備える火災保険について、新築・購入を検討されている方にとっては頭を悩ませることになる問題と言えましょう。


記事の更新日:2015/10/11

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