プレカット工場見学!
設計監理部の橋本です。
先日、八戸市の色川木材さんのプレカット工場見学をしました。
まずは『プレカット』~のご説明を少ししようと思います。
住宅建築の場合では、製材所から製材された木材がプレカット工場に運ばれ、
プレカット図面をもとに、各箇所にあわせた長さに切断され、継手、仕口の加工を施した材料が、
私達の現場に運ばれることとなります。
最初の機械は、柱材加工機。切断をメインに行います。
それぞれの役割をもった機械が複数並び、順番に加工していきます。
続いて、横架材上下面加工機。
3台めは、横架材側面加工機。
最後に、横架材小口加工機。
出来上がった材料が『お待たせー!』~とローラーの上を転がってきました。
これは、工場見学用に一本で様々な加工をしているので、実際には存在しない組み合わせです。
他にも、間柱の筋違い加工等をする、大きな刃のついた切断機。
少し見えにくいですが、機械の精密さが際立ちます。
サンロク一級建築士の柴田課長、工場の方と様々な情報交換をしていましたよ。
プレカットのメリット。
①・・・大工さんの技量に影響されることなく、常に均一な部材を供給します。
②・・・大型の加工機械の為、長い柱や、太い梁などでも高精度に加工します。
③・・・建築現場での加工が少ないので、木材の端材はプレカット工場にてリサイクル処理します。
④・・・現在、大工さんの数が大幅に減っている為、プレカットは木造建築には必須となっています。