相続登記の義務化について

いつもご覧頂きありがとうございます。

今日は、新聞に掲載されていた「相続登記等義務化」についてご紹介します。
以前から問題となっていた誰も住まなくなり放置された空き家が、最近特に増えているように感じます。
政府は、空き家対策を強化しており、今後、国会で相続登記を義務化することなどを柱とする法案が提出され、成立すれば2023年度から順次施行され義務化と罰則が強化されていきます。

空き家となり放置される原因にはいろいろとありますが、

  1. 親の住まいの市場価値が乏しい。
  2. 親の住まいが古く評価が低い。
  3. 子が親と別居で持ち家がある。
  4. 子が共有名義で相続しようと考えている。
  5. 子が親の介護や相続に関心が薄い。等々が考えられます。
そうならないための対策としては、
  1. 修繕などで建物の劣化を抑える工夫をする。
  2. 相続する人間を早めに決めておく(民事委託制度の利用)。
  3. 共有名義であれば、固定資産税の負担割合を決めておく。
  4. 相続後住まないのであれば、売却・賃貸を検討する。
  5. 土地所有権の国庫帰属制度も選択肢に入れる。などがあげられます。

建物は、放置されればされるほど老朽化し、資産としての評価もどんどん下がっていきます。対策が遅れれば、修繕費もかさむことになります。

相続で建物を取得したが、その後の管理や処理でお困りの方は、一度当社にご相談ください。


営業企画課 山田


記事の更新日:2021/02/10

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