本物の珪藻土パワーを体験してください!
おひさしぶりです。設計監理部の橋本です。
先日完了したリフォームでは、珪藻土塗りを行いました。
珪藻土とは・・・ 太古の海に生息していた藻類の一種である珪藻と言う植物性プランクトンが、
長い年月をかけて化石になった天然の岩石です。
実は私、珪藻土の知識と経験は多くて、北海道・稚内の採掘場に足を運んだこともありますし、
国内の第一人者と呼ばれる方々とも、いろいろ交流した経歴を持っています。
おもに首都圏で、自然素材にこだわったリフォームを展開している株式会社OKUTA様で取り扱っている珪藻土です。
性能を語ると長くなってしまうので、私がこだわるポイントだけを話します。
① 北海道の稚内産であること。
② 化学物質の添加がゼロであること。(←赤ちゃんが食べても全く害がないこと)
③ 天然の鉱物系顔料で着色してあること。
~たったこれだけです。
今回のYさまは、玄関ホールで大型犬を飼っておられ、そのニオイがどうしても強くなってしまいます。
最近は尿モレもあったとの事で、その対策を悩んでおられたので、珪藻土をおススメしました。
玄関のこの部分に珪藻土を塗ろうと思います。
既存のビニールクロスの上に塗る場合は、まずはクロスのはがれ防止の為にタッカーで固定します。
ピッチは約150㎜~200㎜。
石膏ボードのジョイント部や、不陸になっている部分は、専用のパテ材で直し、完全乾燥のち下地処理として
シーラーを塗ります。
珪藻土に混ぜる水や、その攪拌時間は、シッカリ決められた施工手順に従います。
珪藻土は一発仕上げですよ。2人の職人さんで手際よく塗りつけます。
ベテラン職人さんのコテさばきは、見ていて本当に気持ちが良いです。
1~2日間の乾燥期間を終えて無事完成です。
桜色の珪藻土と、このリフォームでオーダーメイドしたシューズクロークとの雰囲気が良いですね。
さて、ニオイの成果ですが、施工前と比べると断然少なくなっています。
今回、珪藻土を塗らない部分についても『消臭クロス』を張っているのですが、奥様いわく、全部珪藻土にしても
良かったかしら・・・と。
そうですね。今回は本物の珪藻土のパワーを確かめるきっかけと考えて頂ければ、次回はリビングやトイレなど
ニオイの発生する部屋に塗るのも効果的です。
珪藻土は、調湿性能はもちろんのこと、消臭(アンモニア臭やタバコの煙りの分解)、油の吸着・分解にも優れ・・・
『本物の珪藻土』の場合ですよ。